有効幅員

有効幅員 (ゆうこうふくいん)とは

建物内の出入口での有効幅員とは、建具を開けたときに実際に通過できる幅を指します。
長寿社会対応住宅設計指針では、通路の有効幅員は85cm以上、出入口の有効幅員は80cm以上が推奨値とされています。
車いすで廊下を直角に曲がるためには自走用車いすの場合、廊下の有効幅員は最低でも850~900mm必要ですが、リフォームの場合にはこの有効幅員を確保することは難しいため、各室出入り口の開口幅を広げる方法が一般的です。
また、その際には廊下の幅員や出入り口の幅だけでなく、段差や建具の形状(開き戸を引き戸に変えるなど)の配慮が必要となります。

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